山田リオ
また九月11日がめぐってきて、松本よし子さんのことを思い出します。
毎日の生活のなかで、忘れないと思っていた人のことを、気が付いたら忘れてしまっていた。
こういう日が来て、やっと思い出す、大切な友達のこと。
2006年に書いた「友よ」を、あらためて掲載します。
あのころ、ぼくたちはニューヨークに住んでいたので、あそこで働いていた知人友人も多かったのです。
あの日、亡くなった方は2977人。
その約88%がアメリカ国籍の人たち、そして約12%が外国籍の人たちで、それは合計九十カ国以上になります。
すべては書ききれないが、少しだけ拾ってみます。
イギリス、67人。ドミニカ、47人、インド、41人、韓国、28人、日本、24人。カナダ、24人、コロンビア、17人、フィリピン、16人、ジャマイカ、16人。メキシコ、16人。トリニダード・トバゴ、14人。オーストラリア、11人。ドイツ、11人。イタリア、10人。パキスタン、8人。アイルランド、6人。バングラデシュ、6人。ポーランド、6人、イスラエル、5人。ペルー、5人、そしてポルトガルは5人の方たちが亡くなりました。
4人以下の被害の国々は、アルゼンチン、べラルース、ベルギー、ブラジル、チリ、中国、コートジヴォアール、コンゴ、エル・サルヴァドル、エクアドル、エチオピア、フランス、ガーナ、ガイアナ、ハイチ、ホンデュラス、インドネシア、ヨルダン、レバノン、リトアニア、マレーシア、モルドヴァ、オランダ、ニュージーランド、ナイジェリア、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、スエーデン、スイス、台湾、ウクライナ、ウズベキスタン、バミューダ、ヴェネズエラ、などの国々でした。
合掌。
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