2026年8月24日月曜日

こころ

 うたもよまむ てまりもつかむ のにもでむ

こころひとつを さだめかねつも

           良寛 (1758~1831)

2026年8月18日火曜日

はなし 2023

           山田リオ


はなしを きいてください


わたしが はなすことを


あなたが いまから きいてくれたら


わたしは おもしろいことなんか いえませんが


わたしが はなすのを あなたが きいてくれる


そのあいだだけは きっと わたしは


じぶんは いま いきているんだという そして


いきていることを ゆるされたような きもちがするでしょう


でも もし あなたが いなくなってしまって


もう だれも わたしのはなしを きいてくれなくなったら


そのとき わたしは ほんとうに 


ほんとうに ひとり です Copyright©2023RioYamada

         

     



2026年6月14日日曜日

ショーロ

 今朝はこんな天気なので、

パウリーニョ・ダ・ヴィオラのショーロ・ネグロ(黒のショーロ)を聴いています。

パウリーニョは、マンドリンによく似たカヴァキーニョを演奏しています。

これは、グループ演奏で、1993年の録音らしいです。

Choro Negro-Paulinho da Viola (1993)

2026年5月29日金曜日

トランペット

 不思議に、トランペット奏者で親しかった人は、いないんだけど、

最近、よく聴いているのは、Miles Davis(マイルス・デイヴィス)が

Bill Evans(ビル・エヴァンス)と演奏している、

「緑色のイルカ通りで」(On green dolphin street)だ。

この日記に掲載した「緑色のイルカ」は、ビル・エヴァンスのピアノソロだけど、

マイルスと一緒にやっているレコーディングも、よく聴く。今日も、これを聴いていた。

トランペットで今日、聴いてみたのはChet Baker(チェット・ベイカー)のトランペットで、

These foolish things (こんなつまらない物たちが)のソロ。

もし、チェットがビルのピアノと共演していたら、どんなだっただろう。

あ、そのあと、Michel Camilo (ミシェル・カミロ)のピアノで、 

   Caribe (カリブ)も、聴いたんだよ。これは、二回、聴いた。

今日は、風の強い日だった。       やまだ


2026年5月11日月曜日

旅 2009

■2009/08/02 (日) 
                  山田りお

遠いところに旅をして
もう帰れない そう思った
それから いろいろ いっぱいあって
それでもなぜか いま こうして
なつかしい場所に 帰ってきた
あなたも 笑って ここにいる

あんなにざわざわしていた心
いまは静かでおだやかで
外には大きな楠が 笑っている
その葉も枝も 風にゆれて
そのまたむこうの 高い空を
自分は寝たまま 見上げている

いままた ここで あなたに逢えて
こうして ほほ笑んでいることも
みんな ほんとに 嘘のようで
あれもこれも ぜんぶ頭の後ろの方に 
猛スピードで 遠ざかる

明日のことを 考えると
不安は 山ほど あるはずなのに
木の下に 大きな闇も見えているのに
なぜかだろう ひとりでに また
わけもわからず うれしくなって
だから このまま この草の上
笑って ぐったり 寝ていよう
(All rights reserved 、2009Rio Yamada)

2026年4月23日木曜日

最善

 「今思っていることは、人生にも将棋にも、最善というものはないのだと、

そう思いますね。自分が、一番いい、と思ってやった事が、

それが、人生であって、またそれが、自分自身の人生の最善手だと思いますね。

ですから、やりたいことをやる。ただし、必ず、やりたい事をやった場合は、

相手がすぐに、すかさず、対応してくる。

そこで、また自分が、やりたい事をやる。

一番いけないのは、やりたい事がやれない人生です。

やりたい事がやれない、そういう将棋なんですね。それはつまらないんでね。

それはダメなんですね。

あるいは、教科書通りの人生、

そんなつまらないものはないんでね。」

      米長邦雄 (1943-2012)


2026年2月13日金曜日

少年野球

                                                    山田リオ Copyright©2012RioYamada

 手術のあと 集中治療室の 青や黄色の光の中で寝ているあいだに

いろいろな夢を見た 時には 誰かが 話しかける声も 聞こえた 

ひとつ 覚えている夢は 自分は 空から 野球の球場を見下ろしていて

それは リトルリーグ 少年野球の 小さい球場らしく 観客席もなくて

そこには 野球をしている子供達の姿もない 空っぽの球場があった

ただ 子供達の声が どこか 遠いところから 聞こえていた

ぼくは 少年野球はやったことがない 見に行ったこともなかった

あの夢は なんだったんだろう 見たこともない 小さい球場

空と 雲 遠くから 聞こえてくる 子供達の 声

2026年2月4日水曜日

花に嵐のたとえもあるぞ 

サヨナラだけが人生だ

                 井伏鱒二 (1898~1993)

2026年1月17日土曜日

 追つかけて追ひついた風の中


      尾崎放哉 (1885~1926)