2014年11月25日火曜日

雨の日

           山田リオ

今日も雨です
一日中雨の音がして
今も外から
雨の音が聞こえるので
静かな気持ちになります
    Copyright ©2014RioYamada

2014年11月16日日曜日

他人本位


今までは全く他人本位で、そこいらをでたらめに漂よっていたから、
駄目であったという事にようやく気がついたのです。
私のここに他人本位というのは、自分の酒を人に飲んでもらって、
後からその品評を聴いて、それを理が非でもそうだとしてしまう
いわゆる人真似を指すのです            夏目漱石(1867 - 1916)

2014年11月15日土曜日

キーマカレーの作り方


                 山田リオCopyright ©2014RioYamada

今日は朝、買い物に行った。
キーマカレーの材料を買い集めるためだ。
鶏肉1kgと、豚肉1kg、それに、非常に大量の、さまざまな野菜。
玉葱、大蒜、大事なセロリはいっぱい、茄子、豆、トマト、葉物、などなど。
それに、生のコリアンダー、香菜、パクチー、シラントロも忘れずに。 
リュックを背負って行く。野菜が重くなるからね。

様々なスパイスは、世界のどこに住んでも、インド人を見つけて訊けば、どこでスパイスを買えるか、教えてくれる。
でも、永い間に買い集めたスパイス類のストックが常時、十数種は、保存してある。
ガラムマサラだけは混合したものを買うが、店によって様々なので、違いがまた、面白い。
ガラムマサラは仕上げに入れるが、かならずクローヴが入っているようだ。

ぼくの場合は、それにヨーグルトと干し葡萄が入る。この二つは、必須だ。
あの、チョコレートのような、油脂と小麦粉で固めたカレールーは使わない。
あんな、どろどろの、糊のようなカレーは、好きじゃない。

曲がり角に「ココナツミルク」という看板が出ているが、その角を曲がると、別の世界なので、
それは、またの機会に、ということ。そっちへ行くと、戻れなくなる怖れもあるので。

だから、ぼくのカレーは、サラサラだ。でも、スープカレーみたいに水っぽくはない。
野菜で濃さが出るからね。それに野菜からの水分がカレーの味の土台になる。
だから、山のように野菜を使うんだ。水は入れない。
野菜をケチったら、絶対に美味しいキーマカレーはできない。
でも、根菜類、芋とか、カボチャとか澱粉のある野菜を使うのは、やっぱりダメなんだ。
キーマの場合は、刻んだ野菜は、すべて煮とけてしまうから、形は見えない。
でも、野菜の味は、しっかりと残って、それが決め手になる。
最後に、ナンか、インデイカ米、タイ米、または玄米などとカレーを食べるとき、生の青唐辛子を少し、それに、シラントロは山のようにのせる。
では、いただきます。Copyright ©2014RioYamada

2014年11月7日金曜日

1119 空

自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ。
そうすれば死を乗り超えることができるであろう。(釈尊の言葉)

2014年11月4日火曜日

風船画伯・夢の実体

帰りに出口でハンコペタペタ押した、しおり。ただのゴム版です

谷中安規回顧展
@町田市立国際版画美術舘
11月24日まで
お気に入りに、リンクを貼りました
さて、行ってきました。

広大な公園、森と山野を抜け、上り下りの道を歩き、やっと見えてきたのは、たいへんに立派な美術館、きっと風船画伯も吃驚したことでしょう。

展示された絵画(主に版画)、約300点。それと、木彫二点。 百鬼園の「冥途」初版の装丁もありました。表、背、裏表紙が、一続きの、一枚の絵でした。
ところで、佐藤春夫も、風船さんを好きだったようです。

美術館の中にある喫茶店、気にいりました。とてもとても、いい店です。たいせつな店。大きな窓から秋の森を見ていると、町田に住みたい、と思いました。

この300点と木彫二点が、もうすぐ見られなくなると思うと、さびしい思いです。どこかで、年に一度でも、定期的に展覧していただけないものでしょうか。