2024年3月22日金曜日

育つ

不思議なんだけどね
詩は 声に出して 読んであげていると
いつのまにか 育っているんだよ
詩は 植物に似ているんだ
植物は 光と水と空気があれば 生きられる
でも ときどき 話しかけてあげると 育つんだ
詩も 何度も 声に出して 読んであげると
植物と同じように いつのまにか 育っているんだよ。  
           山田リオ 2024© rio yamada
© rio yamada


2024年3月21日木曜日

悲しいギター 2005

 ■2005/08/13 (土) SAD GUITAR


中国系アメリカ人の女性詩人、マリリン・チンの「サド・ギター」です。

「悲しいギター」        
                     マリリン・チン 訳:山田リオ

盲目の移民よ
あなたはこれが理解できるか
触る、木、
これは木
そして火ではない、これは
土で、木ではない
これは自然界の水だ

お茶がはいって、ご飯が炊ける
あなたが去って、十日間
わたしはよろめき、つまずいて
連想ゲームをしてみよう
フラワーに、韻を踏むのは
バワー、シャワー、それとも、パワー?

見知らぬ人よ、中国女を
愛したことがありますか?
彼女の心は、菊の花
そこには、深い峡谷がある

おお、曲がった杖、憤怒!
私はここに、あなたの中に、あなたなしで
ねっとりした闇をまさぐり
魂と怒りを、引きずり出す

わたしはロープを持たない女
逃げてしまった、馬を追う
わたしの馬車の、馬はいななき
蹄の音は略奪する

あなたが聞こえる、でも見えない
あなたに触れる、でも、遠い
淋しさについて、学んだことは
弦を爪弾く、三本の指
全てがわかる、あの心臓の---
悲しいギターの、空洞の
そのまん中の、芯の暗闇。copyright2005© rio yamada

2024年3月6日水曜日

感謝

 山田リオの詩集、「ときのおわり 」が、

第74回 H氏賞の候補作品に選ばれました。

みなさま、どうもありがとうございました。 

これからも、どうか宜しくご指導下さい。   やまだ

© rio yamada