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2021年8月27日金曜日

過ぎて行く(ブラジル)


 

サンバです。ボサノヴァではありません。「過ぎて行く」という唄。

これを聞いて、元気を出してください。

僕の中では、これ、サンバの名曲、「サンバの中のサンバ」です。

これを聞けば、リオの人たちがカルナヴァウに一晩中踊れる理由がわかります。

歌詞は非常に長いので、訳さないでおきます。

この歌のだいたいの内容は、サンバの過去、現在、そして未来のこと。「過ぎて行く」のはサンバの楽隊とダンスの行列でもあり、音楽家たちも、人々も、苦しみも悲しみも、時代も、何もかも、すべてが過ぎ去っていく。でも、最後には、とうとう、あの日が、カルナヴァウが、喜びを連れて、やって来る。

あの時代に、この道を過ぎて行ったサンバは、今も目の前の石畳の上を過ぎて行くけれど、サンバはこれからも、永久に、決して滅びない。そういう唄です。この唄を書いたのも、この動画で歌っているのもチコ・ブアルキです。

もし可能なら、ですが、踊りながら聞いてください。



2016年3月16日水曜日

苦しむ、でも死なない

                  ネウソン・サルジェント(ブラジル、1924~)
Agoniza Mas Não Morre 

             Nelson Sargento(1924~) 
                                  
訳:山田リオCopyright ©2016RioYamada

サンバは苦しむ
でも死なない
最後の息が止まるまえに
だれかがいつも
サンバを救う

サンバは黒くて、強い
サンバは怖れない
街角で、酒場で、裏庭で
サンバは激しい迫害を受けた

サンバは純粋で
しっかり土に根を張っている
サンバは高貴な隣人だ
サンバは抱きしめる
サンバは包み込む

社会のかたちが変わり
ほかの文化が押し付けられても
サンバは
気にもしなかった

サンバは苦しむ
でも死なない
最後の息が止まるまえに
だれかが
かならず
サンバを救う