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2023年12月10日日曜日

うつくしいもの

           八木重吉(1898~1927)

わたしみづからのなかでもいい

わたしの外の せかいでも いい

どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか

それが 敵であつても かまわない

及びがたくても よい

ただ 在るといふことが 分りさへすれば、

ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ


    

© rio yamada

2017年10月18日水曜日

八木重吉 ③

■2003/06/21 (土) 心よ

心 よ                      八木重吉

こころよ
では いつておいで

しかし
また もどつておいでね

やつぱり
ここが いいのだに

こころよ
では 行つておいで

2017年7月8日土曜日

八木重吉 ③




窓をあけて雨をみていると
なんにも要らないから
こうしておだやかなきもちでいたいとおもう



ながい間からだが悪るく
うつむいて歩いてきたら
夕陽につつまれたひとつの小石がころがっていた

無題

ナーニ 死ぬものかと
児の髪の毛をなぜてやった

麗日

桃子
また外へ出て
赤い茨の実をとって来ようか

故郷

心のくらい日に
ふるさとは祭のようにあかるんでおもわれる

ひかる人

私をぬぐうてしまい
そこのとこへひかるような人をたたせたい

あさがお

あさがおを 見
死をおもい
はかなきことをおもい

                   八木 重吉(1898 - 1927)

2013年3月13日水曜日

八木重吉 ①


窓をあけて雨をみていると
なんにも要らないから
こうしておだやかなきもちでいたいとおもう 

               八木重吉(1898-1927)