2019年9月30日月曜日

足音

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遠くから近付いて来る足音を聞いている

           山田リオ

2019年9月29日日曜日

Meaning of life

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もしかしたら
わたしにとって 生きる意味とは
お気に入りの コーヒーポットで淹れた
とろりと濃い デミタスの珈琲の 
味と香りを楽しみながら 
あの ゆるやかで 静かな音楽を聴く
それだけのこと なのかも 知れない

         山田リオ



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いま、カーソン・マッカラーズという作家の「心は孤独な狩人」という小説に出会って、
なんだか、とてもぴったりくるので、夢中になって読んでいます。
この作家はアメリカの女性ですが。
いや、ただそれだけなんですけど、急に書きたくなったので。    やまだ

PS  掲載して、あとから気がついたけど、このコーヒーの詩、江國香織さんのにすごく似ているよね汗;;;すみません・・・
PPS でもね、この写真、気に入っているんだよね・・(自己満足)
    

2019年9月25日水曜日

曼珠沙華

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まんじゅ沙華さけるを見つつ心さへ
つかれてをかの畑こえにけり

               茂吉

2019年9月24日火曜日

ひとり

                    山田リオ    
あなたのまわりを流れる時間は
ほかのどんな時間にも似ていない
あなたから生まれる言葉は
ほかのどんな言葉ともちがう
どんな人間にも
動物にも植物にも鉱物にも
あなたは似ていない
なぜならあなたは
この宇宙に
たったひとり    Copyright©2016RioYamada

2019年9月21日土曜日

浜辺

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いつしかついて来た犬と浜辺に居る


      尾崎放哉(1885-1926)

2019年9月16日月曜日

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雨に濡れる 石蕗(つわぶき)
子供の頃は つわぶき ではなく
艶蕗(つやぶき)だと 思っていた
でも大人は つわぶきだ と言うので
なんでだろう と思った
今見る 雨の石蕗は 
湿り気を帯びた 空気の中  
ぬれぬれとして つややかで
なつかしい

         山田リオ

2019年9月15日日曜日

完璧


完璧な行動は、完全な無頓着によってのみ生まれる」

                 チェザーレ・パヴェーゼ (1908-1950)
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2019年9月14日土曜日

Last rose of summer


一人で生きていけるほど 強くはない でも
仲間がいないと不安になるほど 弱くもない

                山田リオ

 

2019年9月11日水曜日

2019年9月8日日曜日

海の

rio yamada

ここから波音きこえぬほどの海の青さの

         尾崎放哉(1885-1926)

2019年9月3日火曜日

退屈な話

          山田リオ
ある街角で ふと
路上に立ち止まり
一杯の 赤ワインを思う
背後には 曇り空の下
伸びている まっすぐな道
一杯の赤ワイン 曇り空
まっすぐな道 それだけ

あとは 背後の 道の上 
点々と残った 自分の 足跡
幸運 という名の 足跡 
それにしても 何という退屈な話だ 
そう たしかに 酒の相手として  
これほど 退屈な奴もいない

しかし 誰を楽しませるために
立ち止まったわけでもなく
自分の不運に対する 恨み言も無いので
そんなわけで 路上に立ち止まり
うっすら笑って 一杯の赤ワインを思う
それにしても 何という
退屈な話だ