2011年8月31日水曜日

波のあしあと

こんなに美しい線は
人の手では描けない
海は沖のほうから
ゆっくりとやってきて
そのあしあとを
渚に残していった
それはほんの一瞬で
すぐに次の波がやってきて
洗い去ってしまう
きれいに消されて
二度と眼では見ることができない
それがすべての美しいものの
宿命

     山田リオ

2011年8月29日月曜日

昼食

今日の昼食は、お気に入りの
ビストロで、軽いフレンチでした。






気取らない、静かなところなので、
最近、ときどき行きます。





お昼なんで、サラダ・二ソワーズ、
ニース風サラダ。オリーヴの実、ツナなど、盛りだくさんのサラダです。
そしてもちろん。定番のオニオン・スープ。
タマネギ、上の黄色いのは卵ではなくて、チーズ。
そして切ったバゲットを入れてオーヴンでゆっくり焼いてあります。 
こうなると、もうまるっきり「ブログ」という雰囲気なのだ

2011年8月27日土曜日

洗車


車で走っていたら、
遠くにあやしいものが・・・



なんだなんだと近づいて見れば。
道路の真ん中に穴があいて、巨大な水柱。
水道管が破裂したようでした。

だからなんだ、と言われると困りますが。

洗車が無料でできました・・

2011年8月24日水曜日

日向子

                                山田リオ
NHKの朝ドラマ、「おひさま」、ぼくも見ています。
もう出てこなくなったけど、赤ん坊の日向子(ひなこ)をやっていた、
俳優ではない、プロの赤ん坊の人です。
キャストに名前が出ていないんですけどね。

赤ちゃんなので、もちろん演技はしません。ぜんぶ本当。
だから、演技している大人の俳優さんたちは、全員束になっても、
ひなこちゃんの、あの魅力にはかないません。
ひなこちゃんは、ただ、そこで生きていた。
ただ、自分を抱いている人の眼を見る。一心に見る。
自分に話しかけている人の眼を見る。魂の底から、ただ一心に見つめる。
おとなのしぐさや、手の動きを見る。
まるで魔法を見る人のように見つめる。

ぼくは、息が止まるような思いで、あの赤ちゃんを見ていた。
あのひなこちゃんのように、今の一瞬をあれほど一心に生きることができたら。
もうあの子はドラマの中では大きくなって、他の子役さんに替わってしまったけれど、
ぼくはたぶん、ずっと、あの名前も知らない赤ん坊の眼を、表情を忘れないだろう。

(All rights reserved 、2011Rio Yamada
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2011年8月20日土曜日

万太郎、夏の句



ふりしきる雨となりにけり蛍籠(ほたるかご)

亡き人に肩叩かれし衣替え

神田川祭りのなかを流れけり

抜け裏をぬけうらをゆく日傘かな

運不運ひとの上にぞ雲の峰

わが老いの業はねむれず明けやすき

月も露も涼しき永久(とわ)のわかれかな

ひとりむしいかなる明日のくるならむ

短夜の明けゆく水の匂いかな    短夜(みぢかよ)


       久保田万太郎

2011年8月18日木曜日

Olive


オリーヴに悩みなき日のつづきけり

         (盗作) 

海棠や悩みなき日のつづきけり

七代目三笑亭可楽

というわけで、これが「元唄」です。

さらに、

それにつけても金の欲しさや

と付けると、更にややこしいことになります。  
                      山田

2011年8月17日水曜日

Paella Valenciana










ヴァレンシア風パエリアを作りました。
サフラン、かなり入れたつもりだけど、足りなかったらしい。色が薄い・・・

材料は、鶏、ハマグリ、蝦、イカ、小さいサザエ、
アオヤギの小柱、以上です。
貝の力は絶大であります。

2011年8月16日火曜日

 
中国から来た偉い易の先生に会えるというので、
その老人が滞在するというホテルに行った。

老人の前に座って、何の質問もなく、
姓名、生年月日を書かされた。
そしてぼくの面相、手相を見る。
しばらくして、おもむろに老人が言う。

「おかしいですな。あなたはすでに死んでいますな。」
ケンシロウのようだな、と思うが、黙って聞く。
更に、「五年ほど前にあなたの運勢は尽きた。そこからは、何も見えない。今はもう生きているはずのないあなたがここにいる。」
そこで、2008年に起こったことを話した。
「なるほど。あなたは科学の進歩で生きているわけですな」
「しかし、だからといって、いつまでも生きるわけではない」
「楽しく生きなさい。一分一秒を楽しんで生きることだけを考えなさい」
「ではさようなら。あなたに幸運を」




2011年8月15日月曜日

夜明けの月

 今朝は、雲ひとつない快晴です。

このところずっと朝は雲が厚かったので、
こんなふうに夜明けの月が見えるのは久しぶり。

風が吹いていないので、木の葉が動きません。
暑くなりそうな予感がします。

散歩の人とすれちがう時、
みんなぼくの眼を見ます。
眼が合ったら、そのまま、
お互いの眼をしっかり見て、
「おはよう」を言います。

木の下闇は、オリーヴの樹。



2011年8月13日土曜日

カフェ・ラテ

だいたい¥4,500
毎日、早朝に一時間ほど、散歩するようになった。
今年は変な天候で、八月になってもジューン・グルーム。
 つまり、ジャカランダの咲く六月の天気が、
そのままつづいている。
朝は曇って涼しく、昼ごろになってから太陽が顔を出す。
朝の六時ごろの温度は15度前後。湿度は極めて低い。
コースが決まっているような、いないような。
その朝の気分で選ぶ。
できるだけ車の走っていない道を選んで歩く。
その理由は、写真の、新しいソニー・ウオークマンだ。
イヤフォーンがそのまま本体になっている。ほとんど重さを感じないほど、軽い。
PCから音楽ファイルをダウンする。72時間という大量の音楽を入れておけるから、助かる。
コードなし。ポケットに入れなければならない本体もなし。
ただ、車があんまりうるさいときはヴォリュームを上げるわけで、それは耳に負担なので静かな道を選ぶことになる。早朝の冷たい風が心地よい。
高温多湿のニューヨークのあなた、すみません。
さらに高温多湿のジャカルタや東京のあなた、ほんとうにごめんなさい。
では、ちょっと行ってきます。帰りには角の店でカフェ・ラテを飲むのが楽しみ。
(ソニーさんからは、一円も頂いていませんよ)

2011年8月10日水曜日

落花生

                 


落花生。らっかせい。
堅い殻に二個ずつ入っているのが、落花生。
それを割って、なかにある茶色い薄皮をまとった、
あれがピーナッツ。
あれ、食べ始めると止まらないんですよね。
外の殻を割るという行為、それから薄皮を剥いて食べるという、一連のプロセスが、なぜかどうしても止まらない繰り返しへとつながる。

ところで、最近、すごく気になっているのが、テレビのトークショウなどを見ていると女性のゲストが出てきますね。
そういう人でも、また、ニュース番組などで町の通行人に短いインタビューをする時でも、ほら、話しながら、まるで前髪が眼にかかって、視界の邪魔であるのを、払いのけるように、軽く頭を振って「ぱさ」ってやる動作、あれです。
あれが気になり始めたんです。恐れ入りますが、今、ちょっとやっていただけます?はい。それそれ。ありがとう。

テレビではなく、実際に仕事などで女性と話しているとき、この「髪ぱさ首ふり」に出会った場合、困ります。見ちゃうんですね。ああ、やってる。またやった・・・

なかには、髪の毛が止めてあったり、固めてあったりで、いくら頭を振っても、髪の毛は微動だにしない場合もあって、それでも、またしばらくすると、あの「首ふり運動」をする。これをする人が、多くなっているような気がする。気のせいかしら。

もちろん、この「首ふりパサ」をやる男性もいます。
だからこれは、一応、男女無差別の行動と言えましょう。

ところが、見ていると、これを全くやらない女性もいます。
こういう強い意志というか、『世間の風潮に流されない』人を見ると、年齢や美醜に関係なく、「いいなあ」と思います。

おそらく、あの「首ふり」行為は、みんながやってる流行という側面もあり、また「美しいヘアと優雅な動き」の表現でもあり、そしてまた「ピーナッツを食べるのがやめられない」に似た、強迫性神経症にも似た側面もあるんじゃないでしょうか。

見ていると、さっき首ふりをしたのに、またしたくなって、でも我慢をしているのがわかる人がいます。「ああ、やりたいんだな」と、見ていて思う。
そうなると、話題なんか聞こえなくなって、集中して首ふりを待ちます。
そうやって見ていると、「ほら、やった」、やっぱり「ぱら」をするんです。
あれは、そういう行動サイクルに入ったら、もう、止まらないみたいですね。
ほら、今これを読んでいるあなたも、「ぱら」をやりたくなったでしょ?

え?ぼくですか?ぼくは「ぱさ」ってやるほど、毛髪を所有していないのでね。
もしかして、そのせいで、豊かな髪の人たちが気になるのかも。
でもさ、非常に毛髪の乏しいお父さんが、それを忘れて「ぱさ」とか、首ふりをやったら、おかしいね。
                     山田リオ        
All rights reserved,2011 Rio Yamada 

2011年8月2日火曜日

「真夜中のパリ」

                              山田リオ
ウディー・アレンの映画「真夜中のパリ」見ました。
興行収入を考えたら、絶対に作れなかった映画。ただただアレンがほんとうに好きな世界を映画にしたら、 こうなるという映画。
ブニュエル、ピカソ、ダリ、ヘミングウェイなどなどあの時代の芸術家が総出演。好きな人はたまりません。採算度外視に拍手。

 キャシー・ベイツがガートルード・スタイン役。その他、出演はドガ、ゴーギャン、ロートレック、マティス、T.S.エリオット、ルイス・ブニュエル、ヘミングウェイ、ピカソ、ジョセフィーン・ベイカー、コール・ポーター、ああ、書ききれない・・・そうそう、マン・レイも登場します。 
 ピカソが出てきたときは映画館ですが思わず「わーー!」って言った。ただのそっくりさんじゃない。あぶない眼。野獣の存在感。キャスティングも演出もすごい。
あれは40代 のピカソと思われる。
「青の自画像」よりだいぶ年とって禿げが始まってるすだれ頭。

もう、見ていると、いろいろ考えちゃった。これ、おそらく、自分が一番好きな映画かも。
でもなあ、マルクス・ブラザースの「オペラの夜」も死ぬほど好きだし。うーん・・・
アレン、ほんとに心から楽しんで作った、「手作りの宝石」のような映画であります。
こういう、「一人の思い」を映画にした作品を作ることは、今では多くはありません。

最後に、骨董品店の店番の女性役のLéa Seydoux(レア・セドゥー)という女優さんですが、おすすめです。お見逃しなく!