私は、暗い森を相続したが、めったには行かない。でも、いつの日か、死者と生者は入れ替わる。その時、森は騒ぎ始めるだろう。私たちには、希望がないわけではない。たくさんの警官の努力にもかかわらず、最も重大な犯罪が解決されないままにあるけれど、同じように、私たちの人生のどこかに、大きな愛が、解決されないままに存在する。私は暗い森を相続したが、今日、私は別の森を歩いている。それは光溢れる森だ。全ての生き物が歌い、蠢き、振動し、這い回る!春が来て、空気は非常に強い。私は忘却という大学で学位を得た、そして、物干しのシャツのように、私は、何も持っていない。
「牧歌」トマス・トランストロメル(スエーデン)山田リオ訳