2018年11月30日金曜日


「世界が 終わる日に
わたしは 木を一本 植えよう」

          W.S.マーウィン(1927-)

2018年11月25日日曜日

コスモス


コスモスの花が明るく咲きめぐり私が居らねば誰も居ぬ家   

                      河野 裕子(かわの ゆうこ、1946-2010)

2018年11月24日土曜日

ひとつ


チーターもフンコロガシもニンゲンも使ひきりなる生命ひとつ

                   小島ゆかり(1956 -)

2018年11月21日水曜日

冬の足音

 

モニターの後ろから、
久しぶりのハエトリグモが登場。
元気だったねえ。
何代目のハエトリグモかはわからないけれど。

ぼくの体調は, up and down です。
良いと思っていると、また悪くなったり・・・
でも、ほんの少しの不満もありません。
生きているんだから。
毎日、ただ、感謝しかないです。

冬が、もう、すぐそばまで来ています。


2018年11月8日木曜日


生きているどのことよりも明々と
いま胸にある海までの距離            明々(あかあか)

                           永井 陽子(1951-2000)

2018年11月7日水曜日

うろこ雲


しばらくぶりのピアノ。
These foolish things、いい曲だなあ・・
コードは、なんとか、耳がおぼえてる。
でも、指が記憶喪失だ・・。

Do nothing 'til you hear from me、
やってみたら、ぼろぼろ。
かなりやばい。汗々;;練習せねば。

Lullaby of Birdland、
弾きたいけど、たぶんダメだな。
あとでやってみよう。
でも、誰に聴かせるわけでもないからね。
まあ、ゆっくりやるさ。All that jazzzz...

2018年11月6日火曜日

柿の実


柿の実の熟れたる汁にぬれそぼつ指の先より冬は来にけり

               谷崎潤一郎(1886-1965)

2018年11月3日土曜日

おきなぐさ

風はそらを吹き
そのなごりは草をふく
おきなぐさ冠毛の質直
松とくるみは宙に立ち
    (どこのくるみの木にも
     いまみな金のあかごがぶらさがる)
ああ黒のしゃっぽのかなしさ
おきなぐさのはなをのせれば
幾きれうかぶ光酸の雲

    かはばた

かはばたで鳥もゐないし
     (われわれのしょふ燕麦の種子は)     燕麦(オート)
風の中からせきばらひ
おきなぐさは伴奏をつゞけ
光のなかの二人の子

           宮澤賢治(1896-1933)