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2023年6月9日金曜日

大事なことは詩を理解することではなくて、詩を書くことであり、

他人の詩を理解することではなくて、自分の詩を書くことである。

僕らは断じて批評家になってはならぬ。

                石原吉郎 (1915~1977)

© rio yamada


2022年5月9日月曜日

寂寥

 寂寥へ到る途は

かならずしもくらいものではない

むしろそれは奇妙な

明るさにあふれている

そののち突如として

訪れる言葉を

私たちが知らないだけなのだ

               石原吉郎 (1915~1977)

2020年7月10日金曜日

木のあいさつ

rio yamada photo

ある日 木があいさつした
といっても
おじぎしたのでは
ありません
ある日 木が立っていた
というのが
木のあいさつです
そして 木がついに
いっぽんの木であるとき
木はあいさつ
そのものです
ですから 木が
とっくに死んで
枯れてしまっても
木は
あいさつしている
ことになるのです

        石原吉郎(1915~1977)