2018年4月2日月曜日
2018年3月25日日曜日
2018年3月23日金曜日
勝利 再掲載
■2006/02/09 (木) Vitoriosa
Vitoriosa
Vitor Martins
ブラジル現代の詩人、ヴィトル・マルティンスの詩、「勝利」です。
この詩には、イヴァン・リンスが曲を書き、歌い、CDアルバム「CANTANDO HISTORIAS」に入っています。
でも、日本語訳では、美しいブラジルの言葉の響きが、すべて失われてしまうのが残念です。
どんな詩でも、詩は、戯曲と同じように、できれば原語で、声に出して読んで、初めて意味を持つものなんだと思います。
*************************************************************
「勝利」
ヴィトル・マルティンス、訳:山田リオ
あなたの、気持ちのよい笑い声が欲しい
あなたは、それをどうやって見つけたのか
そう、人生は、素晴らしい物であるはずだ
人生は、素晴らしい物であるはずだ
あなたの、めちゃくちゃな明るさが欲しい
何一つ持っていないことが、勝利だ
それを学ぶことの苦痛も、喜びも
あなたが持つ、わずかな純潔が欲しい
あなたが持つ、狂気の自由が欲しい
過ぎ去って行くことへの、強い意志が欲しい
あなたの限界と
そして、あなたが行ったあとに残された航跡が
欲しい
(All rights reserved 、2006Rio Yamada
このHPの全ての記事は著作権法によってコピー、転載を禁止されています。)
Vitoriosa
Vitor Martins
ブラジル現代の詩人、ヴィトル・マルティンスの詩、「勝利」です。
この詩には、イヴァン・リンスが曲を書き、歌い、CDアルバム「CANTANDO HISTORIAS」に入っています。
でも、日本語訳では、美しいブラジルの言葉の響きが、すべて失われてしまうのが残念です。
どんな詩でも、詩は、戯曲と同じように、できれば原語で、声に出して読んで、初めて意味を持つものなんだと思います。
*************************************************************
「勝利」
ヴィトル・マルティンス、訳:山田リオ
あなたの、気持ちのよい笑い声が欲しい
あなたは、それをどうやって見つけたのか
そう、人生は、素晴らしい物であるはずだ
人生は、素晴らしい物であるはずだ
あなたの、めちゃくちゃな明るさが欲しい
何一つ持っていないことが、勝利だ
それを学ぶことの苦痛も、喜びも
あなたが持つ、わずかな純潔が欲しい
あなたが持つ、狂気の自由が欲しい
過ぎ去って行くことへの、強い意志が欲しい
あなたの限界と
そして、あなたが行ったあとに残された航跡が
欲しい
(All rights reserved 、2006Rio Yamada
このHPの全ての記事は著作権法によってコピー、転載を禁止されています。)
Labels:
勝利
2018年3月9日金曜日
2018年3月6日火曜日
These Foolish Things
「こんなつまらない物たちが」
歌詞:エリック・マシュウィッツ(1901 – 1969、英国)
訳:山田リオ
もう ひとりにしてほしい
わたしを自由にしてほしい
私達をつなぎ止めていたものは
今もまだ 二人のまわりにあって
わたしには 出口が見えない
あんな小さな つまらない物たちが
今もわたしに 幸せや痛みを与える
口紅の付いたタバコの吸い殻
どこか素敵な場所へ行く航空券
そしていまも私の心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
隣のアパートから聞こえてくる ピアノの音
切れ切れの言葉でにあなたに伝えた わたしの気持ち
公園の ペンキを塗ったブランコ
そんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
あの日あなたはやって来て わたしを征服した
そのとき わたしは運命のことを思った
三月の風が わたしの心をダンサーに変えた
電話が鳴る でも今は 誰も答えない
あなたの幻は まだ消えないで
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
早咲きの水仙の花 長文の心躍る電報
小さなコーナーテーブルの ロウソクの炎
そして今でも わたしの心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
教会の鐘が聞こえていた 夕暮れの公園
カモメが群れていた セーヌの川岸
美しかった春
そんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
なんて不思議 なんて素敵
いまこんなふうにあなたに会えるのは
わたしをやさしい気持ちにしてくれる
わたしの大切な物たちが
あなたをそばに連れてきてくれる
からっぽの夜更けの駅で聞いた
機関車の蒸気の音
ダンスパーティーの招待状のそばに
脱がれたままの 絹のストッキング
ああ あなたの幽霊は今もわたしを離れない
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させてくれる
枕のあたりに漂っていた くちなし香水の香り
1キロでたった7フランだった野イチゴ
そして今も 私の心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
グレタ・ガルボの微笑みと 薔薇の香り
夜更けにバーが閉まる時の ウェイターの口笛
ビング・クロスビーが歌う あの歌
そんなつまらない物たちが
あなたを思い出させてくれる
なんて不思議 なんて素敵
いまこんなふうにあなたに会えるのは
わたしをやさしい気持ちにしてくれる
わたしの大切な物たちが
あなたをそばに連れてきてくれる
焚火でくすぶっていた枯葉の匂い 蒸気船の汽笛
通りを行く恋人たちが 夢見るように歩いて行った
ああ あなたの幽霊は 今もわたしを離れない
こんなつまらない物たちが
あなたを思い出させてくれるCopyright © 2004Rio Yamada
歌詞:エリック・マシュウィッツ(1901 – 1969、英国)
訳:山田リオ
もう ひとりにしてほしい
わたしを自由にしてほしい私達をつなぎ止めていたものは
今もまだ 二人のまわりにあって
わたしには 出口が見えない
あんな小さな つまらない物たちが
今もわたしに 幸せや痛みを与える
口紅の付いたタバコの吸い殻
どこか素敵な場所へ行く航空券
そしていまも私の心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
隣のアパートから聞こえてくる ピアノの音
切れ切れの言葉でにあなたに伝えた わたしの気持ち
公園の ペンキを塗ったブランコ
そんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
あの日あなたはやって来て わたしを征服した
そのとき わたしは運命のことを思った
三月の風が わたしの心をダンサーに変えた
電話が鳴る でも今は 誰も答えない
あなたの幻は まだ消えないで
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
早咲きの水仙の花 長文の心躍る電報
小さなコーナーテーブルの ロウソクの炎
そして今でも わたしの心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
教会の鐘が聞こえていた 夕暮れの公園
カモメが群れていた セーヌの川岸
美しかった春
そんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
なんて不思議 なんて素敵
いまこんなふうにあなたに会えるのは
わたしをやさしい気持ちにしてくれる
わたしの大切な物たちが
あなたをそばに連れてきてくれる
からっぽの夜更けの駅で聞いた
機関車の蒸気の音
ダンスパーティーの招待状のそばに
脱がれたままの 絹のストッキング
ああ あなたの幽霊は今もわたしを離れない
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させてくれる
枕のあたりに漂っていた くちなし香水の香り
1キロでたった7フランだった野イチゴ
そして今も 私の心には翼があって
こんなつまらない物たちが
わたしにあなたを思い出させる
グレタ・ガルボの微笑みと 薔薇の香り
夜更けにバーが閉まる時の ウェイターの口笛
ビング・クロスビーが歌う あの歌
そんなつまらない物たちが
あなたを思い出させてくれる
なんて不思議 なんて素敵
いまこんなふうにあなたに会えるのは
わたしをやさしい気持ちにしてくれる
わたしの大切な物たちが
あなたをそばに連れてきてくれる
焚火でくすぶっていた枯葉の匂い 蒸気船の汽笛
通りを行く恋人たちが 夢見るように歩いて行った
ああ あなたの幽霊は 今もわたしを離れない
こんなつまらない物たちが
あなたを思い出させてくれるCopyright © 2004Rio Yamada
2018年3月3日土曜日
2018年1月26日金曜日
2018年1月7日日曜日
手がつめたくて
山田リオ 手がつめたいので
しばらくのあいだ お湯につけておく
でも すぐにまた つめたくなる
カシミアのてぶくろをはめて
カイロを 両方のてのひらにいれる
それでも つめたいので
手の甲の側にも カイロをいれる
それでも まだ つめたくて
湯たんぽに 熱いお湯を入れ
その湯たんぽを ひざの上にのせ
両方の手を 押しつけていると
すこしだけ あたたかくなるけれど
それだと キーボードを打てないし
マウスを使うのも ペンをもつのも
つめたいので できれば避けたい
歩きまわったり でかけたりすると
手がつめたくて つめたくて
なにも 考えられない
寝る前に お風呂に入ると
しばらくのあいだ 手があたたかくなって
そのまま ベッドに直行して
湯たんぽをかかえる
暖房が好きではないから つめたい部屋で
ふとんのなかで 湯たんぽを抱いて眠る
あさになって 朝食をいただくときは
手がつめたくて こまるので
熱いコーヒーカップに 手を押しつける
いまこうして キーボードにむかって
ああ 手が冷たいなあ と
そればかり 気になって
ほかのことは 考えられない
手がつめたくて
手がつめたくて
また一日が 過ぎていく
Labels:
手
2018年1月1日月曜日
2017年12月29日金曜日
夜明け 2008 あれから十年
■2008/01/04 (金) 夜明け
Novo Alvorecer (ブラジル)
「夜明け」 詩:D.イヴォニ・ララウ 訳:山田リオ
見てごらん 花が燃え立つ
一日が始まるとき
痛みは消え 希望が生まれる
一晩の疲労と不安に
美しいものが とってかわる
海は唄い 潮が満ちてくる
それは 悲しみのように
わたしの魂を 呑みこむ
わたしは答を求め 歌う
悲しみのなかで 目を覚ましてはいけない
幸福にみたされ 目を覚まそう
やさしい歌はいつも 夜明けの方からやってくる
けっして 真夜中の 痛ましい叫びの方からではない
夜明けの色は やわらかい
夜明けの色は 自由の色
夜明けは 魂の安らぐ場所
*******************************************************************
サンバ・カンサオン、「歌うサンバ」の詩です。
サンバは、宗教的な内容、それと愛国的な内容が多いのです。
ですから、ただ踊り騒ぐだけかのように見えるカルナヴァウ(カーニヴァル)のサンバも、
その歌詞には「わたしたちの主(しゅ)」「主と聖霊と」などの言葉が頻繁に現れます。
カーニヴァルは、日本人には馴染みがないでしょうが、つまりはキリスト教の祭りなのです。
一方で、またサンバには、愛や生活といった、叙情的な内容のものも多いのです。
Novo Alvorecer (ブラジル)
「夜明け」 詩:D.イヴォニ・ララウ 訳:山田リオ
見てごらん 花が燃え立つ
一日が始まるとき
痛みは消え 希望が生まれる
一晩の疲労と不安に
美しいものが とってかわる
海は唄い 潮が満ちてくる
それは 悲しみのように
わたしの魂を 呑みこむ
わたしは答を求め 歌う
悲しみのなかで 目を覚ましてはいけない
幸福にみたされ 目を覚まそう
やさしい歌はいつも 夜明けの方からやってくる
けっして 真夜中の 痛ましい叫びの方からではない
夜明けの色は やわらかい
夜明けの色は 自由の色
夜明けは 魂の安らぐ場所
*******************************************************************
サンバ・カンサオン、「歌うサンバ」の詩です。
サンバは、宗教的な内容、それと愛国的な内容が多いのです。
ですから、ただ踊り騒ぐだけかのように見えるカルナヴァウ(カーニヴァル)のサンバも、
その歌詞には「わたしたちの主(しゅ)」「主と聖霊と」などの言葉が頻繁に現れます。
カーニヴァルは、日本人には馴染みがないでしょうが、つまりはキリスト教の祭りなのです。
一方で、またサンバには、愛や生活といった、叙情的な内容のものも多いのです。
Labels:
夜明け
2017年12月14日木曜日
2017年12月13日水曜日
2017年11月18日土曜日
雪渡り
■2010/12/25 (土) 雪渡り
「雪渡り」 宮澤賢治
雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、
空も冷たい滑らかな青い石の板で出来てゐるらしいのです。
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」
お日様がまっ白に燃えて百合の匂を撒きちらし又雪をぎらぎら照らしました。
木なんかみんなザラメを掛けたやうに霜でぴかぴかしてゐます。
「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」
四郎とかん子とは小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。
こんな面白い日が、またとあるでせうか。
いつもは歩けない黍の畑の中でも、すすきで一杯だった野原の上でも、
すきな方へどこ迄でも行けるのです。平らなことはまるで一枚の板です。
そしてそれが沢山の小さな小さな鏡のやうにキラキラキラキラ光るのです。(後略)
「雪渡り」 宮澤賢治
雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、
空も冷たい滑らかな青い石の板で出来てゐるらしいのです。
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」
お日様がまっ白に燃えて百合の匂を撒きちらし又雪をぎらぎら照らしました。
木なんかみんなザラメを掛けたやうに霜でぴかぴかしてゐます。
「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」
四郎とかん子とは小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。
こんな面白い日が、またとあるでせうか。
いつもは歩けない黍の畑の中でも、すすきで一杯だった野原の上でも、
すきな方へどこ迄でも行けるのです。平らなことはまるで一枚の板です。
そしてそれが沢山の小さな小さな鏡のやうにキラキラキラキラ光るのです。(後略)
Labels:
雪渡り
登録:
投稿 (Atom)




















