クモ ヒト メダカ コガネムシ
コノ ウツクシイ ホシニスム
ミンナ ダレモガ オダヤカニ
山田リオ
© rio yamada |
2011 © rio yamada |
姓は苗字、名は名前、英語だと、Last name and first name.
ああ、そうだ。surname, given name という言い方もある。
surname が苗字で、given name が・・
でも、「下の名前」という言い方には、なんだろう、違和感がある。
ぼくの名前の「リオ」は、ポルトガル語、またはスペイン語で「河」という意味だ。
そして、河は、海に向かって流れて行く。そう。いつか、海に出会う。
だから何だって? だから、ね、そういうことなのさ。
ところで、一生の間には、一度くらい、
この写真のような日没に出会う幸運も、あるんだよね。 Rio
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■2010/05/20 (木) |
セミの声が聞こえない夏 いつまでも終わらない夏
スイカを買おうと スーパーマーケットに行った
プラスチックの箱に入れた 細かく刻んだスイカの破片が
ほんの少し あるだけだった
それで 八百屋さんに行ったら
三日月の形のスイカがあったので すぐ 買った
八百屋さんが 「もうすぐ スイカは 終わりなんですよ」 と言う
そうか 今年の夏は 終わらないんだと思っていたら
スイカさんの世界では 夏は もうすぐ 終わるんだな
それなら 気がつかなかったけど 季節は まだ あるんだ
「そうだよ 夏は もう 終わるんだよ」 スイカさんが そう言っています
山田リオ Copyright©2023RioYamada
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On the Road |
詩集「ときのおわり」に、嬉しい感想を頂きましたので、掲載します。どうもありがとうございます。
「(略)無国籍のような、無所属(性を超えて、
ルイス・キャロルの「アリス」と「鏡の国」、
本当に長い付き合いで、お世話になりっぱなし。
ジョン・テニエルのイラストレーションも。
そして、散りばめられている詩、ナーサリーライムの世界が、もう・・・・・・。
「ハンプティーダンプティー」、「セイウチ大工の二人連れ」、
そしてもちろん、「ジャバーウオッキー」、ね。
このライムは「鏡文字」、裏返しの文字で書かれたもので始まるんだけど、
言うまでもなく、これは「鏡の国」につながる。
でも、こういう説明とかは、いらないと思う。
ライムの謎解きも、意味不明の造語ばっかりの詩の謎解きも、面白いけど、
解説書とかは読まない。僕はいつも、読みながら、自分で考えて楽しむ。
アガサ・クリスティーの小説と同じで、自分で考えるのが楽しい。
題名の、"Through the looking-glass"は、誰かに、鏡を通り抜けてもらうんじゃなくて、
自分自身で、鏡の中に入って行く、それがいいんだと思う。
ピシンギーニャ(ブラジル, 1897~1973)の作品です。
カリニョーソは、ブラジルの第二国歌とも言われます。
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CARINHOSO (やさしさ) (訳:山田 リオ2001)
なぜだろう。音楽用語のFinale, フィナーレのことから。
クラシックのソナタ形式で、最初に第一楽章、ね?
それが終わって、次は第二楽章、みたいに進んでいって、
とうとう最後に来るのが、フィナーレ、意味は、最終章。
これで終わりですよ、ということなんだけど、でも、たまに、
フィナーレの最後のところにCoda, コーダというのがくっつくことがある。
まだなんか言い残したことがあるので、くっつけるんだけど、まあ、尻尾ね。
意味は、日本語では、結尾とか結句とかいって、わかりにくいけど、
つまり、コーダは、「終わりの、おしまいの、おまけ」。
最後に、もう一言だけ言わせてね、みたいなことです。
山田リオ
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