詩日記
自信のない詩人、山田リオが書いた詩、作文など、いろいろです。 Copyright © Rio Yamada. Watermark テンプレート. Powered by Blogger.
2018年7月5日木曜日
万太郎 夏の句 再録
ふりしきる雨となりにけり
蛍籠(ほたるかご)
亡き人に肩叩かれし衣替え
神田川祭りのなかを流れけり
抜け裏をぬけうらをゆく日傘かな
運不運ひとの上にぞ雲の峰
わが老いの業はねむれず明けやすき
月も露も涼しき永久(とわ)のわかれかな
ひとりむしいかなる明日のくるならむ
短夜の明けゆく水の匂いかな *短夜(みぢかよ)
久保田万太郎
(1889-1863)
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