哲学や心理学の本を、たまには読む。読めば面白いし、興味はあるけれど、何しろ頭があまりよくないので、読めば読むほど、ますますわからなくなるような気がする。
俳句や短歌を作る人の中には、句や歌をつくるだけではなくて、作品について、あれこれ言葉で説明する人がいて、それも困る。作品自体で完結しているのなら、説明はいらないんじゃないか。作品より説明の方が長いっていうのも、どうなんだろう。なら、作品はなくてもいいんじゃないかなあ。
自分にとって、毎日の生活の中で、なくてはならないのは、音楽なら器楽曲、つまり、言葉のない音楽だ。それもグループではなく、一人で演奏しているものが好きだ。
絵なら、あんまり上手くないものが好きだ。みんなが「うまいなあ」というような物の多くは、細かく丁寧に描き込んであって、まるで写真みたいな、そういう絵が多いんだけど、ああいう「うまい」のは興味がない。あれなら写真、特に昔の白黒の写真の方が好きだ。
絵は、大人に「上手な」絵の描き方を教えられたことがない幼児が描いた絵の方がずっといい。ああいう絵は、心から楽しめる。
器楽曲も、絵も、作品があれば、説明も解説もいらないと思う。黙って見て、聴いて、解説も説明も無しで、そのまま帰る。はい。おしまい。ああ、よかった。
rio yamada photo |
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