山田リオ
ここに住み着いた蜘蛛との付き合いも冬を越して
もうすぐ、春を迎えようとしている
体調5mmの微細な蜘蛛だけれど、見れば安心する
ああ、生きていたんだな、と思う
行動範囲も、ゆるやかにわかってきて
陽のある午前中は窓の近く、そして午後はPCのあたり
夜、風呂場の脱衣場にかけたタオルにとまっていることもある
温かさと、湿度をもとめて移動するようだ
小さい同居人、いや、同居節足動物
いつかいなくなったら、と思う
いなくなるのは、蜘蛛のほうではないかもしれない
それは、人間にも、蜘蛛にもわからない Copyright ©2016RioYamada
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