2014年4月29日火曜日
ホース・ウィスパラー
「馬はいつだって変わらない。論理的だ。
馬は、自分にとっていちばん楽なことをする。
もし馬にとって、いちばん楽なことが、人を振り落としたり蹴ったりすることなら、
もし、そういうふうに人間がしむけるなら、馬はきっとそうする。間違いなくそうするよ。
でも、もし馬が、リラックスして、おだやかで、そして正確に行動することがいちばん楽なように、
そういうふうに人間がしむけてあげれば、
そしてそれが、人と馬との共同作業としての美しいダンスになるのなら、
もう、すぐに馬は、それをやりたくてしかたがなくなる。
「やろう、やろう」、って言い出す。人間と同じようにね。
何でもそうなんだ。
馬が楽にできるように、そう人がしむけてあげれば、
それはきっと、その馬の得意技になるんだよ。」
ダン・バック・ブラナマンはアメリカの馬の調教師。
実在するホース・ウィスパラー(馬にささやく人)。
ニコラス・エヴァンスの小説のモデルになった人です。
映画の邦題は「モンタナの風に吹かれて」とかいうものに変えられてしまいましたが、
この劇映画の本来の題名は、言うまでもなく 、「ホース・ウィスパラー」です。
そして彼の馬の教育法は、そのまま人間の教育にも当てはまる気がします。
また、彼を題材にしたドキュメンタリー映画 "Buck" は、サンダンス映画祭などで高い評価を受けました。 Copyright ©2014RioYamada
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