蜜吸い
暖かい朝。花を見に散歩に出る。
近くのソメイヨシノは、今朝、二分か三分咲きくらい。
ひこばえが真っ先に開花している。
太い幹から、じかに小さい花房が開花しているのを見るのは、
なんともいえず、うれしい。
たくさんのヒヨドリが蜜を吸いに来ている。
蜜吸いと言えばハチドリだが、ここには生息していない。
日本の蜜吸いなら、やっぱりメジロ。
メジロを探したけれど、一羽も見つからない。
冬が厳しかったので、北上が遅れているのか。
かわりに、コガラを発見。
コガラはヤマガラやシジュウカラの仲間で、
そのなかで一番小柄なのがコガラ。
連翹の黄色い花はもうすでに、終わりかけている。
何十年ぶりの日本の春だろうか。
そんなこと、話したって、誰一人、信じないだろう。
Cien Años de Soledad と同じ、絵空事と思うにちがいない。
あああ。これが春か。
なつかしい、日本の春なのか。
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