2012年2月29日水曜日

ぽっかり


めずらしくこの二週間ほど仕事の日がつづいて、
今朝はやっと朝寝しました
今日だけ、ぽっかり何もない日の贅沢

日曜は、ほんとの砂漠の真ん中の、
なにもない所で、一日、居ました

昨日は朝の6時から仕事で、
終わったのが午前3時だったので、
家に帰って、まずお風呂であったまったら、
さすがに足がむくんでいたので、
足裏マッサージをしてから寝ました

で、さっき起きて、うんと遅い朝ごはん。

風が変わったという感じはありますが、
どっちに変わるのか、それは考えないようにしています
考えると、「こうなって欲しい」と願うから。
先のことを考えないでいれば、人は苦しくないです

写真はトロフィエというパスタです
手作りのパスタということですが、見た目は、どう見たって、いもむし。
中は からっぽではなくて、芯まで粉でありまする
なのでー、じんわりとした歯ごたえがあって、おいしい。
これは、オマール海老のソースで食べましたが


でもしかし、なんといっても、この青豆。
この青豆が絶妙の半生、といいますか、
アルデンテに料理してあって、まだ生きていますから
それを歯で噛むすときに感じる
すこしだけ硬い抵抗感が、もうたまらんのです

  (All rights reserved 、2012 Rio Yamada
このHPの全ての記事は著作権法によってコピー、転載を禁止されています。)

2012年2月22日水曜日

鍋貼



近所で一番気に入っている鍋貼。(焼き餃子)
なぜかどこも油っこいんだよね。
ここのは、ぜんぜん油を感じさせない。
カリカリ、軽い、さっぱり。
そして中には肉汁がいっぱい。








この店は、台湾から来た夫婦でやってる。
これは葱油餅。これもカリッとして、
焼けた葱の香りが、もーたまらん。
これを食べたくなって、またこの店に来てしまう。








これまた珠玉の蒸し餃子。
中は野菜。でもなぜかトロトロ。クリーミー。
中国人のお客さんは、かならずこれを食べる。

とゆーわけで、
今日もまた、粉物でしたw。

  (All rights reserved 、2012 Rio Yamada
このHPの全ての記事は著作権法によってコピー、転載を禁止されています。)

2012年2月21日火曜日

ダウントン二年目が終わった


ダウントン・アビーのシーズン2が終わった。
疾風怒濤。諸行無常。

ドラマ開始一年目の冒頭の第一話を飾った、
料理見習いのデイジー(Daisy)、初々しかった少女。
働く女子中学生、という感じだった彼女の人生も、
ある重い、圧倒的な出来事で、大きく変わった。
ドラマの上では三年の歳月が流れ、
実際には一年の間にデイジーはやや太って、
落ち着いた大人の女になってきた。

二十台の若々しい青年だった召使のウイリアムス(Williams, the footman)も、すっかり中年太りした。三年でおじさんになった。
彼もまた、他人の知らない物語を抱いて生きる。

そして、料理長の太ったおばさん、パトモア夫人(Mrs.Patmore)がいい。
少しずつ、この人の心の中が見えてくる。
ほんとうはどういう人なのか、という発見がある。

登場人物は、すでに30人を超え、
その一人一人、それぞれの過去と現在と未来が、
幸福が、不幸が、願望が、不安が、愛が、憎しみが、善意が、悪意が、
けっして「群像」としてではなく、
一人一人、一つ一つ、丁寧に照明をあてられ、
あぶりだされて行く。
これは、「お殿様を中心に、みんなが集まり、結束し」、
というようなドラマではない。

つまらない人生、などというものは存在しない。
すべての人が、それぞれの物語を持っている。
それが作者ジュリアン・フェロウズの信じていることであり、
それがこのドラマの類を見ない魅力であり、
既存の映画やテレビドラマとは大きく異なる点だ。

シーズン3を見るまでは、死ねないぞ。
じゃ、シーズン4は、5はどうなんだ?(笑)  山田
 
「ダウントン・アビー」についての記事は、今のところ全部で六つです。ブログ右側の「ラベル」の「ダウントン・アビー」をクリックすると、全部一度に読めます。


 (All rights reserved 、2012 Rio Yamada
このHPの全ての記事は著作権法によってコピー、転載を禁止されています。)

2012年2月19日日曜日

朝市

日曜の朝市。トマトいろいろ。手前はシラントロ

エルサルバドルのお好み焼き、ププサ。チーズ入り
こっちはメキシコ。エンチラーダ。粉物大会です
ヴェトナム人のクレープ屋。かなり本格

2012年2月7日火曜日

オリーヴの空


雲を見れば、夏のよう。
日差しも強くなってきた。
オリーヴの木は、ますます元気。

子供のころ、くりかえし読んだ、ルイジ・カプアーナ作「シチリアの少年」(岩波少年文庫)のなかに、オリーヴの枝で羊の肉を焼く場面があった。おいしそうだったので、今でも憶えている。

日曜は、ロシアのボリショイ劇場から中継が、映画館の大画面で見られるので、行った。
これは、ヨーロッパやロシアの劇場からバレーやオペラの公演を中継し、それを大画面で見ることができる。
日本でもやっているのかな?

今回はボリショイ・バレーの「コッペリア」だった。
もう、このバレー団がなくなれば失われてしまう、19世紀のロシアの演出を、現代の、ロシアのダンサーたちが踊った。
見られて、ほんとうに幸運だった。

コッペリアはロボットが出てくるバレーだ。
そう言えば、オペラの「ホフマン物語」も、ロボットが登場する。
19世紀のフランスでは、女性型のロボットが人気だったのだな。
どちらも、出てくるロボットは、今の「アシモ」より美しい。
でも、最近よくテレビで見る、大阪大学の石黒教授の女性型アンドロイドもいいね。




2012年2月3日金曜日

早春賦  2012




          吉丸 一昌(1873-1916) 


春は名のみの、風の寒さや
谷の鶯、歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷溶け去り、葦は角ぐむ
「さては時ぞ」と 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば、知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの このごろか。

急かるる=せかるる)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
あのころ、ニューヨークの冬は厳しかった。
路上駐車した車のドアが凍って、開けられなくなった。
お湯をかけて溶かしたことがある。
河も結氷した。上流から、氷が流れてくる。

テレビを見ていると、日本が、どうもそういう風になっているらしい。
そんなわけで、早春賦を掲載しました。