自分が 何を思っているのか
自分が どんな人間なのかを
自分自身は ほとんど知らない
それに気がつくことが 時々ある
今朝 出かけて帰ってきたら ドアの傍に
いつも その辺にいる あの ヤマバトが
じっと だれかを待っていた
そして あの ヤマバトの声で「おかえり」と
ぼくに そう言った ような気がした
ヤマバトは そのまま ぼくを見ているので
しばらく ヤマバトに いろいろと話をしたあと
ヤマバトとは 別れた
そのあと 一日中 ずっと うれしかった
つまり ぼくは 人と会うより 鳥や虫と会う方が うれしいんだ
自分はそういう人なんだ ということに 気が付いた
あの ヤマバトとの時間を思い出すと うれしい気持ちになる
山田リオ
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