えーと、ぼくは元気です。
昨日、あるCDを手に入れた、というか、おそろしく安くて
まあ、もらったようなものなんですが
今どきの音楽ファンは、ジャンゴなんて聴かないんだろうね。
それは、初めて見るジャンゴ・ラインハルトのアルバムで
あまり馴染みのない録音と、聴いたことがあるのも少し
全部で23曲も入っているアルバムです。
ステファンといっしょのが数曲と
あとはいろいろなひとと一緒のがたくさんたくさん23曲、
うれしくって、しょうがないです。
今日は、聴いているうちにどんどん元気になってきました。
と、いうお知らせでした。 やまだ
1949年にローマで録音と書いてある。
CDは、I saw starsで始まる。ジャンゴのギターにステファンが加わる。
更にピアノも。これはジャンニ・サフレド、イタリア人のジャズピアニストらしい。
一曲ごとにメンバーも編成も変わる。これは宝物。
二人は1935年ぐらいからいっしょに演奏していたらしい。
ジャンゴは1910年生まれ、1953年に亡くなっている。
ステファンは1908 年生まれ、1997年没。
■2003/06/21 (土) 心よ
心 よ 八木重吉
こころよ
では いつておいで
しかし
また もどつておいでね
やつぱり
ここが いいのだに
こころよ
では 行つておいで
アダンソンハエトリグモが室内に現れるようになって
もう何年にもなる。
九月半ばまでは、机に向かい、PCの電源をいれると、
モニターの左下のほうから、するすると壁を登ってきた
スタンドの電球の光、熱、またはPCモニターの?
よくわからないが、
すくなくとも、蜘蛛は、ぼくという人間の動きに反応しているとは思えない。
それほどの知能はないように思うのだが。
思うよりもずっと素早く、壁紙の上を滑るように動く。
そして止まる。急に動き、急に止まる。
しばらく不動、そして、突然動く、というよりも滑走する。
九月末になって、動きが鈍くなってきたようだ。
そして、ここ数日、現れない。
暖房を入れてみたが、それでも出てこない。
ときどき壁を見回してみても、蜘蛛はいない。
生き物同士としての交流のようなものは、ない。
でも、出てこなくなると、なんだか、気になる。 山田リオ
あの日 格太郎さんに 出会った
今思うと あれは 運だった
いや 出会ったとしても
そのまま すれちがっていたかもしれない
もし そうだったのなら
それもまた 一つの人生だった
でも あの日は 立ち止まった
なぜ 立ち止まったのか よくわからない
でも あのときは 立ち止まった
その結果 人生が すこしだけ 変わった
野邑埜而(1978~)
食はむもの全く絶えしゆふべにて梅干し一つしやぶり水飲む
いまの世に正しき者は貧しなどいひける頃は余裕ありにき
あらし雨そそぐあかつき五時半に声をかぎりの法師蝉一つ
うらなりの南瓜ころがる縁側に日ざしいつしか秋づきにけり
夕餉にはうどん煮るとてその事を朝より待てリわれも子どもも
幻聴と知りつつかなし秋雨のしぶく夜更けにすすり泣く声
暮れ来る部屋に怒りをこらへをり今朝バイブルを読みたりしかば
苦しみて今朝得し金も一日といはず午後にはもはや空しき
*白木蓮の花の千万青空に白さ刻みてしづもりにけり *白木蓮(はくれん)
青空の染めむばかりの濃き藍に*皓さ磨けり*白木蓮の花 *皓さ(しろさ)
しろたへの*白木蓮空にまかがよひ地には影しつ花さながらに
吉野秀雄(1902-1967)