2013年9月8日日曜日

三月兎のように

March Hare

                      山田リオ  
渥美清さんの言葉、
「カバン一つ持って、チョウチョやトンボのように、いつでも好きなところに行けたら」
だっけ?
あれが、頭から離れない。
何度も何度も頭の中で繰り返す。
夜、眠っている間も、容赦なく。       
渥美さんは、すごいなあ。

ルイス・キャロルの「アリス」のなかの「狂ったティー・パーティー」の場面に出てくる気違い帽子屋でも、眠りネズミでもなく、三月ウサギになった気分。


挿絵の、
まさに、あの眼だ・・ 
挙動不審の三月ウサギがカバン一つ持って
どこかへ出かけて行くんだ
眼の焦点が合わない。
行っちゃってる・・  
自由は
本当の自由は、
三月ウサギだけが手に入れられる物なのか。
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