1954年のイタリア映画、「道」から一部抜粋。 山田訳。
阿呆「俺は無知だ。でも本は読める。おまえは信じないかも知れないが、この世に無駄な物なんてないんだ。たとえば、この小石・・
ジェルソミーナ「どの石?」
阿呆「どれでもだ。どの石にも、役目がある。」
ジェルソミーナ「なんの?」
阿呆「それは・・わからないけど、たとえば俺が全知全能だとしよう。でも、だれがいつ生まれて、いつ死ぬのか、俺はわからない。
誰にも、そんなこと、わからないだろう?
だからおれも、この石が何の役に立つかなんて知らない。
でも、この石はきっと何かの役に立つんだ。
どんな物にだって、役目があるんだ。
空の星にだってな。」
(All rights reserved 、2012Rio Yamada
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