2011年6月21日火曜日

リスさんの悩み


六月三日の日記で書いた、リスさんのことです。
アーモンドをあげていますが、その場で座って、両手で持って食べることもあり、また、頬袋にアーモンドを入れたまま、どこかに行ってしまうこともあり、お気に入りの場所に埋めることもあります。

それは、金柑の木を植えた、大きな植木鉢で、その左側のところに穴を掘って埋めています。
湿ってしまうから、埋めると美味しくないのにとは思いますが、説得するのは困難です。

ところが、たまに、リスさんが、金柑の鉢の土を掘り返していることがあります。
鼻の頭を泥だらけにして、一心不乱に掘っています。
「あれ?変だな。たしかに埋めた筈なのに・・」
という思い入れで堀りますが、アーモンドは、いくら掘っても出てきません。


それは、埋めていなかったか、または、もう掘り出して食べてしまって、忘れているのか、
わかりませんが、リスさんは、あまり記憶力が良くはないらしく、どうもよく憶えていないようなのです。
ただし、
埋めた場所だけは、忘れないようです。

そういうときは、しかたないので、特別に、アーモンドをあげます。
「はい。アーモンドだよ、おいで。」
そう言ってドアの中から呼ぶと、走って敷居のところに座ります。
ドアは開いているので、家の中に入ることができますが、それはしないで、お行儀よく敷居の際で正座して待っているところは、まるで、お茶会の客のようです。

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