自信のない詩人、山田リオが書いた詩、作文など、いろいろです。 Copyright © Rio Yamada. Watermark テンプレート. Powered by Blogger.
「現代詩手帖 12月号」(思潮社)の「今年度の収穫」で、詩人の須永紀子さんに、私の詩集「ときのおわり」 を取り上げて頂きました。
「病を得て悪化したころから書きはじめたという詩人の、ポエジーあふれる第一詩集。何度読んでも清々しさに魅了される。」須永紀子
また、同欄で、詩人の荒川洋治さん、岡本勝人さんも、「ときのおわり 」を取り上げてくださいました。ありがとうございました。 山田リオ
大きい山 小さい山 大きい川 小さい川
大きい人 小さい人 大きい手 小さい手
大きい窓 小さい窓 大きい空 小さい空
大きい雲 小さい雲 大きい音 小さい音
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山田リオ
遺言は もう 書いてしまった
さて 次は 何を書こうか
なにか 軽くて ユーモアのある ドルチェ? 甘いもの?
ああ でも そういうものは
軽い と言ったって なんだか 気が重い
何を書いたとしても それは 蛇の足 蛙の尻尾
みたいな気がするのは ぼくの頭が おかしいのか
それとも すべては 気候変動のせいなのか
まだ 秋が来ないうちに もう 冬が来てしまったのは 誰のせいか
そうだ 遺言の 続編を 書けばいいんだ そうしよう
そうすれば 蛇さんも 蛙さんも きっと 喜ぶんじゃないかな
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