サンバです。ボサノヴァではありません。「過ぎて行く」という唄。
これを聞いて、元気を出してください。
僕の中では、これ、サンバの名曲、「サンバの中のサンバ」です。
これを聞けば、リオの人たちがカルナヴァウに一晩中踊れる理由がわかります。
歌詞は非常に長いので、訳さないでおきます。
この歌のだいたいの内容は、サンバの過去、現在、そして未来のこと。「過ぎて行く」のはサンバの楽隊とダンスの行列でもあり、音楽家たちも、人々も、苦しみも悲しみも、時代も、何もかも、すべてが過ぎ去っていく。でも、最後には、ある日、とうとう、あのカルナヴァウが、喜びを連れて、やって来る。
あの時代に、この道を過ぎて行ったサンバは、今も目の前の石畳の上を過ぎて行くけれど、サンバはこれからも、永久に、決して滅びない。そういう唄です。この唄を書いたのも、この動画で歌っているのもチコ・ブアルキです。
もし可能なら、ですが、踊りながら聞いてください。