詩日記
自信のない詩人、山田リオが書いた詩、作文など、いろいろです。 Copyright © Rio Yamada. Watermark テンプレート. Powered by Blogger.
2018年8月30日木曜日
吠える
月が昇る
月が沈む
あんたに教えるが
おれは若くして死ななかった
歳月が俺を追い越していって
でも 俺は 追いついた
春はここで始まった そして 日々
メキシコから 新しい鳥たちを連れてくる
昨日 連絡があった 外の
世界から でも俺は 雷の声でノーと吠えた
俺は 短い鎖で繋がれた犬だったから
そして 今 鎖は ない
ジム・ハリソン(1937 – 2016)
訳:山田リオ
2018年8月25日土曜日
言葉
しばらくの間黙っているのは、いいことだ。
言葉で感情を表すことは、不可能だ。
言葉は、あまりにも惰性的だから。
(訳:山田リオ)
アンドレイ・タルコフスキー(1932-1986)
2018年8月17日金曜日
ブコウスキ
*ほんとうに孤独なのは、一人でいる時とは限らない。
*「ベイビー、」と俺は言った。
「俺は天才だ。でも、俺以外の誰も、そのことを知らないのさ。」
*流しに小便するしかない、
そういう時もある。
*芸術なんて馬のクソだ。
タコスでも買うんだな。
*俺たちはみんな死ぬ。全員だ。なんたる茶番だ!
それだけで、みんなが愛し合う理由になるはずだ。
でも、そうはならない。
俺たちは、どうでもいい事に支配されて、つぶされて、
そのあげく、屁みたいな物に丸ごと食われるんだ。
チャールス・ブコウスキ(1920-1994)訳:山田リオ
2018年8月16日木曜日
風の朝
風の音と
いろいろな鳥の声のなかで
目がさめた朝
森に住んでいるわけでもないのに
2018年8月13日月曜日
Why me?
毎日 思う
わたしのそばにいてくれた人たち
わたしの人生を変えてくれた人たち
わたしを今日まで生かしてくれた「なにか」に
わたしは ただ 感謝することしかできない
「なんでわたしが?」と ときどき思うけれど
やっぱり ありがたい やまだ
2018年8月6日月曜日
Anaïs, Anaïs
訳:山田リオ
*深く生きる人は 死を恐れない。
*人は 他人を救うことはできない
ただ 愛することはできる。
*女性の強さを怖れる男たちを わたしは憎む。
*わたしはきっと 人魚
だって わたしは 深さを怖れない
そして 浅薄な生活を 心から怖れるから。
*あなたを 愛すること
それは わたしとあなたが
おなじ幻想を おなじ狂気を 共有するということを意味する。
アナイース・ニン(1903 – 1977)
2018年8月3日金曜日
柳
むっとしてもどれば庭の柳かな
大島寥太(1718~1787)
気に入らぬ風もあろうに柳かな
仙厓義梵(1750-1837)
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