人生については、あまり真剣に考えないほうがいいよ。
どうせ生きては出られないんだ。
エルバート・ハバード
雨。
たすかった。
この雨のおかげで、植物みたいに復活。
雨はありがたい。
雨に感謝。
やまだ
山田リオ
「今日は昨日のつづき」というのが、まず間違いだ
昨日感じたことを、今日また同じように感じることは不可能だ
あの時「自分は感じている」、と思ったことを今日になって思い出そうとしても
昨日はすでに終わっている。過ぎ去ったことだ
今、それを思い出そうとしているおれは
すでに死んでしまった、昨日の死体にすぎない
むしろ、一日が終わるときに、その日の映像も出来事も、すべて削除して
そして夜が明け、今日の朝日が昇るときには
感情もなにもかも、すべてを更新し、生の最初の一歩を歩む
夜が明けるたびに、新たな生を享け、新たな情緒を生きる
日々、新生児として、今の、この瞬間だけの情緒を生きる
それが、今、生きてあることの意味だ。Copyright©2017RioYamada
「ほんとうの詩は 理解されるより前に なにかを伝えることができる」
T.S.エリオット(イギリス)
山田リオ
牛を水場に連れてくる
あなたにできるのは
そこまで
水を吞むか
呑まないか
それを決めるのは牛
それが牛の権利だ
Copyright©2017RioYamada
マイバッグ想像つかない元の色
暖かい陽差しが怖い古弁当
雨降ると又探さなきゃダンボール
髭戸太
住民票取るに取れないホームレス
麺好司
さあ寝よう夢の中では一般人
北の風このままいると北枕
腰痛い病名つければコンクリ病
春過ぎて梅雨が来るまで天国だ
沢野健草
俺の血は栄養ないから刺さないで
盆が来る俺は実家で仏様
大濠藤太
路上のうた、気に入ったら、本、買ってくださいね。
¥648、ビッグイシュー日本
あめつちにわれひとりゐてたつごとき
このさびしさをきみはほほゑむ
(救世観音を見て、会津八一)