マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム スティーヴン・フォスター
(訳:山田リオ)
ケンタッキーの、あの古い家に陽は照りわたり
時は夏、みんな楽しげで
トウモロコシは実り、野原は花でいっぱいだし
鳥は一日中、歌っている
小さな家の床に、子供たちが寝そべって
みんな、はしゃいで、幸福で、輝いて
苦しい時は終わったと、ドアを叩くものがある
そして、ケンタッキーの古い家よ、おやすみ。
もう泣かないで、わたしのレイディー
今日はもう、泣かないで。
さあ、ケンタッキーの、あの古い家のために歌おう、
いまは遠い、あのケンタッキーの古い家のために
"My Old Kentucky Home"
by Stephen Foster
The sun shines bright in My Old Kentucky Home,
'Tis summer, the people are gay;
The corn-top's ripe and the meadow's in the bloom
While the birds make music all the day.
The young folks roll on the little cabin floor,
All merry, all happy and bright;
By 'n' by hard times comes a knocking at the door,
Then My Old Kentucky Home, good night!
Weep no more my lady
Oh weep no more today;
We will sing one song
For My Old Kentucky Home
For My Old Kentucky Home, far away
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毎 年、五月の第一土曜日は、ケンタッキー・ダービーの日です。
なにがあっても、この日はこの競馬を見る習慣を、わたしは生涯の大部分、休まず続けてきまし た。
そしてレースの直前、競馬場では、みんなで必ず、この歌を歌います。
競馬とは、切っても切れない縁ですが、この日はことさら、わたしにとって特別な日で す。
一年に一度だけ、この日に、この歌を歌うたびに、涙が流れます。
「ああ、また一年、生き延びた。」そう、声に出さず、自分の中で、言います。
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