2013年1月25日金曜日

雨よ



砂漠に住んでいると、雨は貴重です。
いつも気が付けば、「雨にならないかなあ」と、
言葉に出さなくても、そういうふうに思っている自分がいます。

「夜の雨」を再掲載したら、すぐに雨になりました。
不思議。
おとといの夜から降り出して、今日で三日目の雨です。

もう十一年間、この詩日記を読んでくださっているみなさん、
十一年も、一緒にいてくださって、ほんとうにありがとうございます。     山田

2013年1月20日日曜日

花は咲く

                                             岩井 俊二


花は花は花は咲くいつか生まれるきみに花は花は花は咲くわたしは何を残しただろう

2013年1月14日月曜日

坂道


            山田リオ
また、坂だ
この坂を登りきったら
そのむこうに、なにが見えるか
それは、いまはわからない
だから、登るしかない

わかっていることは
あそこに、なかなか良い雲が浮かんでいること
でも、この坂を登りきったとき
まだあそこに、あの雲があるという保証はない

いまはゆっくり、登って行こう
あたりいちめん鳥の声 

Copyright © 2013Rio Yamada

2013年1月8日火曜日

斉藤茂吉  



          (1882-1953

あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり

(あかあかと一本の道とおりたりたまきはる我が命なりけり)


かがやけるひとすぢの道遥けくてかうかうと風は吹きゆきにけり

(かがやけるひとすじの道はるけくてこうこうと風は吹きゆきにけり)


しんしんと雪ふるなかにたたずめる馬の眼はまたたきにけり

(しんしんと雪ふるなかにたたずめる馬のまなこはまたたきにけり)


橡の太樹をいま吹きとほる五月かぜ嫩葉たふとく諸向きにけり

(とちのふときをいま吹きとおるさつき風若葉尊くもろ向きにけり)


草づたふ朝の蛍よみじかかるわれの命を死なしむなゆめ

(草づたう朝の蛍よ短かるわれの命を死なしむなゆめ)われ←「おまえ」の意


ゆふされば大根の葉にふる時雨いたく寂しく降りにけるかも

(夕されば大根の葉にふるしぐれいたく寂しく降りにけるかも)

2013年1月1日火曜日

あけました。



おめでとうございます。
本年も、どうか宜しく。

今朝は、元日なので、
朝から山登りに行きました。
ごらんのとおり、高い山ではありません。

トレイルはかなり広範囲なので、
その気になれば、長い トレッキングもできます。

写真は、二枚とも今朝撮影しましたw