詩日記
自信のない詩人、山田リオが書いた詩、作文など、いろいろです。 Copyright © Rio Yamada. Watermark テンプレート. Powered by Blogger.
2011年11月7日月曜日
一石路の俳句
シャツ雑草にぶっかけておく
麦負うて来て汗うつくしき青年なり
一日のポケットから何もかもつかみだした
屋根屋根の夕焼けくる明日も仕事がない
暗い山のほかはびっしり星だ
お前が死んでからも来る新聞を畳にひろげる
けもののごとく来てがさがさと冬の部屋をさがす
平和がほしい誰にもにおう夜の木の芽
栗林一石路(1894~1961)
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