■2002/05/13 (月)) |
『ア・フェリシダージ』は、ブラジルの映画「黒いオルフェ」に使われた歌。
ブラジルの詩人、ヴィニシウス・ジ・モライス作詩。
アントニオ・カルロス・ジョビン作曲。
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A Felicidade(幸福)
ヴィ二シウス・ジ・モライス (1927-1994)
A Felicidade(幸福)
ヴィ二シウス・ジ・モライス (1927-1994)
翻訳:(ポルトガルー日)山田リオ
悲しみには終わりがない。
幸福には、終わりがある。
幸福は、風に浮かぶ羽根のように
その短い命を軽々と飛び過ぎる。
必要なのは、そよ風だけ。
貧しい人の幸福は
あのカーニバルの、巨大な幻覚。
一年中、働くのは
王様や、海賊、庭師、
そんな、一瞬の夢を見るため。
悲しみには終わりがない。
幸福には、終わりがある。
幸福は、花びらの上の朝露のように
かすかにふるえて、静かに光る。
それから、愛の涙になって、落ちる。
わたしの幸福は、
あなたの瞳の中の夢。
夜が、夜明けを求めて
過ぎ去り、過ぎ去って行くように。
だから、お願いだから、
小さな声でささやいて。
あなたの一日が始まるときに
愛の口づけで目覚めるように。
幸福は、気が変になりそうで
そのくせ、とても繊細で、はかない。
それはすべての花に
すべての色があるように
すべての小鳥の巣には
すべてのやさしさがあるように
幸福は、それほどにもこわれやすいから
わたしは、いつも気をつけて、
大切に。この手のなかに。
悲しみには終わりがない。
幸福には、終わりがある。
幸福は、風に浮かぶ羽根のように
その短い命を軽々と飛び過ぎる。
必要なのは、そよ風だけ。
貧しい人の幸福は
あのカーニバルの、巨大な幻覚。
一年中、働くのは
王様や、海賊、庭師、
そんな、一瞬の夢を見るため。
悲しみには終わりがない。
幸福には、終わりがある。
幸福は、花びらの上の朝露のように
かすかにふるえて、静かに光る。
それから、愛の涙になって、落ちる。
わたしの幸福は、
あなたの瞳の中の夢。
夜が、夜明けを求めて
過ぎ去り、過ぎ去って行くように。
だから、お願いだから、
小さな声でささやいて。
あなたの一日が始まるときに
愛の口づけで目覚めるように。
幸福は、気が変になりそうで
そのくせ、とても繊細で、はかない。
それはすべての花に
すべての色があるように
すべての小鳥の巣には
すべてのやさしさがあるように
幸福は、それほどにもこわれやすいから
わたしは、いつも気をつけて、
大切に。この手のなかに。
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