自信のない詩人、山田リオが書いた詩、作文など、いろいろです。 Copyright © Rio Yamada. Watermark テンプレート. Powered by Blogger.
春の嵐の夜が明けて 別れの朝
R.Y.
千切れつつ増えゆく雲を眺めをり人に生まれてからといふもの
笹井宏之 (1982~2009)
天空をながるるさくら春十五夜世界はいまなんと大きな時計
永井陽子 (1951~2000)
命二つの中に生きたる桜かな
芭蕉 (1644~1694)
たどりつきたいカフェまでの誰も知らない路地裏を行くように会う
缶の底一つ残ったドロップは夕日の色だ あしたは晴れる
ねえきみの声がすきだよ雨ふりの夜はいっしょに眠っていいかな
嶋田さくらこ
以前に歌詞を翻訳しました。このブログに掲載してあります。
「雨」という題名のタンゴです。
ロベルト・ゴジェネチェの唄、
アニバル・トロイロのバンドネオン。
この春の 最初の蘭が 開こうとしています
この星に住む みんなが おだやかに 生きられますように
夜が明けて わたしは まだ 生きている
こんな朝 何を唄ったら いいのか
思えば わたしたちは いつだって
いくつも 空が落ちてくるような そんな世界で
生きたり 出会ったり 愛したり
別れたり 唄ったり 歩いたり
生まれたり 死んだりを
くりかえしてきたのかもしれない
生きているのは すごいことだ
だから今日は 今は 生きているんだから
感謝して せいいっぱい 生きよう
山田リオCopyright ©2022RioYamada
ことごとに人待つ心寒椿
中村汀女
街角に黒き日傘をとぢる指 あなたの顔が思ひ出せない
大西久美子