山田リオ
朝起きたら
300年前に生きた あの ドイツの作曲家の音楽を聴く
夕方 ワインを飲みながら
60年前に亡くなった あの 南米の音楽家の曲を聴く
音楽が作り出された その時に だれかが聴いた その音楽と
ながい永い時間がたった今 聴く その音楽は
同じなのか 違うのか
時を経て 人間が生み出したものは 変わるのか
いや そんなこと どうでもいい
今 ここに 生きていて この耳と この心で聴いている
このわたし 一人に それが どう響くのか
他人が呑んだ ワインの味なんか どうでもいい
わたしが呑んで そのときの わたしが
わたしの 鼻と 舌と 喉と 心とが感じること・・
いや もういいよ 黙って呑めよ
おまえなあ しゃべりながらじゃ 味なんか わからないぞ
rio yamada photo |
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