山田リオ
ソメイヨシノの実は、とても小さい
拾って、なにも考えず
このお皿に入れたら
居心地がよさそうなので
しばらくこのまま
いてもらうことにした
Copyright ©2015RioYamada
精神分析のほうの、よくわかりませんが非常に有名な、藤山直樹先生という方がいらっしゃって、
この先生が俳句もされます。この人の俳句が非常に好きなんですが。
もう一人、ドイツ生まれの小児心理学者で、ピーター・ブロスという人を、友人を介して知りました。この人も、偶然ですが、詩人なんですね。Peter Blos (1904-1997)。 この人の、イマゴ・ムンディ Imago Mundi という詩集を戴きまして、今も手元にあります。
これが、詩集の題名が、よくわからないんですが。ラテン語です。
題名はラテン語でも、本の内容は英語で書かれています。
イマゴ、は辞書を引きますと、
1)成虫、つまり昆虫の成体、幼虫が変態を繰り返して、成虫になる。
2)心理学用語で、「理想化された自己のイメージ」、という意味だそうです。
なんのことやら。。
更に、ムンディは、世界の複数形ですが、そう簡単にはいきません。いろいろと意味がありそう。わからないことをいくら検索しても、やっぱり分からないんで。
|
ハンミョウ |
なんだろう。幼虫が自己の成虫としての理想的なイメージを持ちながら、成長し、変態し、最後に大人の蟲になり、世界に出て行くのかな?あはは。汗。
このピーター・ブロスさんは若い頃からドイツ語で詩を書いていたそうですが、彼は80歳になって、突然、英語で詩を書き始めた。そして、90歳までの10年間に書きためた英語詩集が、このイマゴ・ムンディです。
人生の最後の10年間という時間で、変態を終えられたのでしょうか。
この詩集を出版されて、しばらくして、亡くなられました。
だからなんだ、というわけではないんですが、この本を、読んでいます。
このブロス先生と、藤島先生には、勇気を頂いています。 山田リオCopyright ©2015RioYamada