今朝、運転しながらラジオで偶然聞いたんだけどね。
ブルースのピアノです。
ピアニストの名は、ボイド・リー・ダンロップ。85歳。
ニューヨーク州、バッファローの老人ホームの住人。
そこに偶然、写真撮影で訪れた写真家、ブレンドン・バノンがボイドのピアノを聴いて、アルバムをプロデュースする気になったという。
ボイド・リー・ダンロップは、生涯の大半、鉄工所で働いた。
弟のフランキー・ダンロップは小さいときに兄のボイドに教えられてドラマーになり、後にセロニアス・モンクやチャーリー・ミンガスなどと共演したレコーディングがあるという。
バノンの言葉:
「初めて彼と会ったのは、バッファローの老人ホームだった。
そこに行ったのは、老人ホームで写真撮影をするプロジェクトについて、
そこの医師と話し合うためだった。
ボイドは待合室みたいなところに座っていて、すぐ会話が始まった。
彼はピアノのことを言い始めて、カフェテリアにピアノがあるから、
ピアノを弾いて聞かせてくれる、ということになった。
そのピアノを見たら、ところどころ、キーが取れて、なくなっているんだ。。
重症だったな。
でも、ボイドはそのピアノと格闘しているようにも見えたが、
出てくる音は美しかった。」
そんなわけで、このアルバムができました。
アルバムの名はBoyd's Blues、「ボイドのブルース」、
音楽と記事のリンクを「お気に入り」に貼っておきます。聞いてみてください。
音楽のリンクは、写真の下、左手にあります。
NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)
Weekend Edition: Boyd Lee Dunlop's debut album, Boyd's Blues.