2023年1月3日火曜日

Coda

 音楽用語のFinale, フィナーレのことから。

クラシックのソナタ形式で、最初に第一楽章、ね?

それが終わって、次は第二楽章、みたいに進んでいって、

とうとう最後に来るのが、フィナーレ、意味は、最終章。

これで終わりですよ、ということなんだけど、でも、たまに、

フィナーレの最後のところにCoda, コーダというのがくっつくことがある。

まだなんか言い残したことがあるので、くっつけるんだけど、まあ、尻尾ね。

意味は、日本語では、結尾とか結句とかいって、わかりにくいけど、

つまり、コーダは、「終わりの、おしまいの、おまけ」。

最後に、もう一言だけ言わせてね、みたいなことです。

                           山田リオ

                      

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2022年12月31日土曜日

感謝

 
こたえは いつもそこにある

こたえは 言葉じゃなくて

目の前の そこにある 世界そのものにあるんだよ

ほら すぐそこ あなたの目の前に ね

              山田リオ

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2022年12月14日水曜日

そうだ

こんなところに立ち止まって

まわりを見回したり 後ろを振り返ったり

あれこれ くよくよ 思い迷っている場合じゃない

今まで ひとりで やって来たことを もう一度信じて

このまま 同じ道を まっすぐ 歩いて行けばいい 

心配することなんか なにもないんだから。

                                                                        山田リオ

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2022年12月8日木曜日

夜明け前の

 今朝 夜明け前に ずいぶんはっきりとした 夢を見た

目がさめて 思ったのは あれは ここしばらくの間 苦しんでいた

「あのこと」への答えなんだろうな と いうこと

久しぶりに 気持ちの良い 目覚めだった 

そうか そういうことなのか と 朝のコーヒーを飲みながら

今 思い返しているところです       YR

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2022年12月3日土曜日

分類 再録











                山田リオ
どんなふうに 分類されても
虫ピンで 展翅台や標本箱に 並べられても 
種や目や属や科に 整理され 分けられても
なんとか世代とか 決めつけられても
べつに 何とも思わない 気にもしない
そういう いいかげんな 思い込みは 
いつだって 的はずれで 見当違いだから
だれに どういうふうに 見られているとか
そんなこと ほんとうに どうでもいいこと
自分の身体が 今 感じている
そのことだけが 生きていること
今日 この陽射しの中に立って
今の この風に吹かれている
そのことだけが わたしは Copyright©2019RioYamada 





2022年11月23日水曜日

夢の曲集

夢を見た

自分は 街の舗道を歩いている

そこは多分 フィラデルフィアのようで

セルゲイ・ラフマニノフの遺作が発見されて

その楽譜が 今日 発売されるらしい

そして それは 晩年のラフマニノフが書いた ピアノ曲集らしい

街角を何度か曲がって 日向に 小さな楽譜店が見える

店に入って すぐに 平積みになった白い楽譜を見つけた

Mr.Black’s Garden, Sergei Rachmaninoff と 茶色い文字で印刷してある

私は手を伸ばした

目が覚めた 夢は そこで終わりだった。

                   山田リオ

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2022年11月12日土曜日

そして 秋

なぜだろう この秋は 

コスモスのことが 気になる

コスモスが 咲いていると 立ち止まる

              山田リオ

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2022年11月1日火曜日

ひとり

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ひとりで歩く ひとりで見る ひとりで聞く 

ひとりで思う ひとりで行く

ひとりの眼 ひとりの耳 ひとりの思い 

ひとりの言葉 ひとりの心 ひとつの命
 
                   山田リオ




 





2022年10月24日月曜日

反省

これ、読書感想文ではありません。
そういうのを書くのは好きじゃないし。
でも、この本は、定期的に、繰り返し、読んでいる。
全部じゃなくても、どこか、一部分だけ、読む。
前に読んだ部分を、また読む。
そして、「ああ、そうだよな、そうなんだよ。自分は、こんなことじゃ、ホント、ダメだよな」なんて、反省したり、恥じたり。情けなくなったり、教えられたり。。
だから、この本は、ぼくの反省材料。道しるべ。道標。道案内人。ぼくを、時々、叱ってくれる、
そういう物。             ヤマダ



2022年10月17日月曜日

笛


 

人類も 植物も 宇宙の塵さえも

私たちは みんな 

目に見えぬ笛吹きが 遥か遠くで吹く

あの神秘的な音楽に合わせ 踊る

        アルバート・アインシュタイン (1879~1955)  山田リオ訳


2022年10月8日土曜日

ヴィブラソインス 振動


 VIBRAÇÕES     Trio Brasileiro (ブラジル)右側のドゥドゥ・マイアが弾いている楽器はバンドリンといいます。ブラジルの伝統音楽、ショーロChoroの音楽には不可欠の楽器です。左側のアレックス・ロラは前半、暇していますが、彼が弾くパンデイロ(タンブリン)もショーロには欠かせない楽器です。

2022年9月17日土曜日

過去

 過去とは 私たちが まだ 結論を出すことができない場所のことだ

               マイクル・オンダーティエ (1943~     ) 訳:山田リオ

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2022年9月15日木曜日

コスモス

コスモスの花が明るく咲きめぐり私が居らねば誰も居ぬ家

                   河野裕子 (1946~2010)

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2022年8月31日水曜日

自由律俳句 08/05/2011

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夜の河が見えない夜鶯の歌   夜鶯(ナイチンゲール)

夜風に吹かれている木のとなりに座る


ハイビスカスが咲いて一日中鳥の歌 

オレンジを洗う水を止めると鳥の歌

窓の外は鳥の歌なのに涙ながれて

珈琲ぽたぽた落ちる今が花

紙袋からもれる白桃のかおり 

白桃を切りわけたあとの指のかおり

ナンをください料理はあとでいい

ナンを食べ終わってクミンを噛む

夜の駐車場を風が抜けていく
暗い道のどこかにたしかにジャスミン

だれかがアラブの楽器を弾いている夜
 
スイカを食べている人を見ている

静かなおだやかな音楽のなかにいる

便器を磨いている時間だけの平和

もう会えない人 でもまだそこにいる人

朦朧として歩く雨を思って歩く

途方に暮れているのに笑っていた

静かな細い音楽を全身に浴びている

どんなに一人でもまた誰かと出会う
                    山田リオ Copyright ©2011RioYamada

2022年8月20日土曜日

鳥

 眠りから覚めても此処がうつつだというのは少し待て鷺がゐる

                  笹井宏之 (1982~2009)

2022年8月18日木曜日

今日

 ともかくも家の明かりを全部消す今日のつじつまは合はなくてよし

                  永井陽子 (1951~2000)

2022年8月6日土曜日

実朝

世の中は鏡にうつる影にあれやあるにもあらずなきにもあらず

                 源実朝 (1192~1219)
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2022年8月4日木曜日

桃

 透き通る桃に歯ブラシあててみる(こすってはだめ)こすってはだめ

                    笹井宏之 (1982~2009)

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2022年7月20日水曜日

Vanishing Point

 絵画なら遠近法の効いた道 消失点に雷雲の湧く

                    大西久美子

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2022年7月17日日曜日

桜桃

 美しやさくらんぼうも夜の雨も

          波多野爽波 (1923~1991)

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2022年7月14日木曜日

苔

 苔は わたしたちや ほかのみんなにとって 

大切な 多くの知恵と 答えを 持っている

わたしたちが 苔の声 森の声を 聞こうとしないのは

苔の言葉は 人の言葉とは すこし ちがうから

でも よく聴いて 考えれば 苔は きっと 答えてくれる

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2022年7月11日月曜日

2022年7月2日土曜日

代わりの猫は

きみに 会えなくなってから

ずいぶん 永い 時間がすぎた

今朝は また きみの写真を見て

あの時代のこと きみとのことを 思い出していた

きみによく似た 子猫を探そうとか

代わりの猫を 飼おうとかは 一度も 考えたことはないんだ

これからも いつまでも ずっとそうだよ      山田リオ

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2022年6月19日日曜日

風

空の 高いところでは 風が吹いているらしい

風のことなら 雲に訊けば いい

あのあたりは たぶん 涼しくて

気持ちのいい風が 吹いているんだろう

雲が そう言っているんだから きっとそう

風のことなら いつだって 雲に訊けばいいのさ

                  山田リオ

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2022年6月14日火曜日

美濃部孝蔵

手拭も柄が悪いと手を拭かれ

焼きたてのさんまに客のくるつらさ

味の素あまり不思議でなめてみる

同業に悪く言われて金が出来

のみの子が親のかたきと爪を見る 

               古今亭志ん生 (1890~1973)

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2022年6月13日月曜日

JSB

無伴奏のチェロ曲をバスーン(ファゴット)で演奏しています

この人、好き ヴァハン・クルドイアン    RY
 

2022年6月10日金曜日

閑雅な食慾

             萩原朔太郎 (1886~1942)

松林の中を歩いて
あかるい気分の珈琲店をみた。
遠く市街を離れたところで
だれも訪づれてくるひとさへなく
林間の かくされた 追憶の夢の中の珈琲店である。
をとめは恋恋の羞をふくんで
あけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組
私はゆつたりとふほふくを取つて
おむれつ ふらいの類を喰べた。
空には白い雲が浮んで
たいそう閑雅な食慾である


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