読者の皆様、この日付、29日になっていますが、日本時間では30日で間違いありません。このブログを立ち上げたときに、海外で設定したのでこうなりました。いずれ座り下げたいと思います。
今日は30日なので、お煮〆めの材料を買いに町へ出かけた。
もちろん一人。なに、食材の買出しは、一人のほうが集中できるし、買い忘れもない。
まずは、気持ちを落ち着かせるために、日高屋へ。
緑茶ハイ260円、三点盛り260円、それに焼き餃子200円を注文する。
三点盛りは、焼き鳥、キムチ、中華筍(メンマ)の盛り合わせだ。
その三点盛りと餃子を肴に、緑茶と焼酎をジョッキの中で氷と共に混ぜたものを、内田百鬼園の阿房列車を読みながら、ゆるゆると呑む。
ちなみに、阿房列車で一番楽しめるのは、ワトソン役を務めた平山三郎氏の「年代記」の部分だ。
お姉さんに、カウンターのとなりの席の旦那が訊いている。
「ここって、大晦日はやってるの?」
「三十一日も、お正月も、24時間営業してます。」という。
実にありがたいことだ。
すこし気持ちが落ちついたので、例によって、近くの喫茶店「ピアフ」(仮名)に移動する。まず、おきまりのブレンド・コーヒー300円を注文する。注文してから、慎重に考える。
なにを考えているのかというと、ブレンド・コーヒーだけにするか、あるいは、コーヒーといっしょに、チョコレート・ケーキ180円も注文するかという問題だ。
これは、熟考を要する。考えた上で、コーヒーだけで帰る日もあるが、今日は特別だ。
とにかく特別なのだから、改めて、チョコレート・ケーキ180円も注文し、併せていただくことにする。何故かというと、このケーキがいちばんブレンド・コーヒーに合うのだ。
コーヒーとケーキを十分に堪能してから、計480円を支払って、「ピアフ」(仮名)を出て、買い物客で混みあった通りを、八百屋に向かう。さすがに年末、八百屋の店先には、いい野菜が並んでいる。京人参180円を二本、計360円、美しい色だ。
里芋一袋350円、牛蒡二本170円、蓮根三個250円、絹鞘豌豆150円、板蒟蒻130円、筍水煮600円、以上すべてメイド・イン・ジャパン、純国産だ。
つぎに肉屋に移動する。野菜だけではお煮〆めにならないので、ここで豚肉を買うことにする。気に入った厚味の肉がないので、サーロインの霜降りの入ったのを、おやじさんに切ってもらう。しょうが焼きよりは厚く、とんかつよりは薄く、という注文だ。無事、満足のいく厚味に切ってもらえたので、竹皮に包んでもらう。豚肉1260円也。
さて、お煮〆めには不可欠のシイタケを忘れたわけではない。
しばらく前に、アメ横にタラバガニを買いにいったのだが、その時に干し椎茸も併せて買っておいたのだ。この干し椎茸を水で戻した戻し汁が、お煮〆めの味のファウンデーションとなり、おせち料理の味に、なんとも言えないグラデーションを生み出すのだ。
どうです。わけわからんでしょう?いやらしいでしょう?鼻持ちならないでしょう?
このように、日本語の文章に生煮えの外来語を加えることによって、すべてぶち壊しになるのです。
生煮えの外来語は、注意して使わないと、ろくなことはありませんぜ、旦那。
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